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そのドーナツ屋は開店2時間後に商品が売り切れる。その理由にあなたは胸を熱くする。

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米カリフォルニア州シールビーチにひっそりと佇む小さなドーナツ屋「ドーナツシティー」

近隣には大手ドーナツチェーンなど競合店がたくさんあるにもかかわらず、

ここ数週間ドーナツシティーの店内に並ぶ商品は午前中で売り切れになるという。

そこには地元の人たちのあたたかい心遣いがあったようだ。

 

妻の看病をしたい店主

1979年に、ベトナムから難民としてアメリカにやってきた、ジョンさんとステラさん夫妻。

これまで30年間、夫婦でドーナツ屋を切り盛りしてやってきたのだが、

最近になってステラさんが動脈瘤の緊急手術をうけ、看護施設に入所することとなった。

本来ならば、愛する妻の傍でつきっきりで看病をしたいが、

生活のために商品が売切れるまで店頭に立たなければならないジョンさん。

そんな夫婦の事情を知った常連客たちは、少しでも早くドーナツを完売させることで、

ジョンさんが店を閉めてステラさんのもとへ行けるように地域住民が

「早い時間帯に購入しよう」「そして購入するなら箱買いしよう」とSNSで呼びかけたのだ。

 

 

 

 

その結果、午前10時にドーナツが完売になる日もあったという。

ジョンさんは地域住民たちに対して「本当に感謝しています。みんなあたたかい。」と

言葉を詰まらせている。

実は、当初常連客たちはジョンさん夫妻のために寄付金サイトで募金を集めようと発案したという。

しかし、ジョンさんは「今必要なのはお金ではなく時間なんです。」と資金援助を断ったようだ。

そして、それが今回の行動につながり、地域住民たちの連携が大きな話題を呼ぶこととなった。

 

ジョンさん夫妻がこの30年間で築き上げたものは、ビジネスだけではなく、

地元住民たちとの深い関係性だったことは間違いないだろう。

ステラさんの症状は日々回復しており、会話をしたり書くこともできるようになっているという。

また、夫婦揃って働く姿をみれる日も近そうだ。